
スティーブン・ホーキング博士がお亡くなりになられたとニュースが入りました。
76歳と言う、まだまだ頑張って欲しい年齢でした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
そんなスティーブン・ホーキング博士は
「天才」として皆さんから認知されていますよね。
でもいったいどんな所が天才で、
その天才は世界の未来をどう予想・予言しているのでしょうか?
また、AIがもたらす不吉な予言もあるようです…
今回はそんなスティーブン・ホーキング博士についてまとめてみたいと思います。
パパッと読むための目次
スティーブン・ホーキング博士のココは押さえる!
スティーブン・ホーキング博士と言えば
- 1963年(昭和38年)にブラックホールの特異点定理を発表。
- 1974年(昭和49年)にホーキング放射(※1)を発表。
- 60年代、学生のころにASL(筋萎縮性側索硬化症)を発症。
そして何よりも抑えておいて欲しいのが彼の業績です。
一般相対性理論が破綻する特異点の存在を証明した特異点定理をロジャー・ペンローズと共に発表した。 一般相対性理論と量子力学を結びつけた量子重力論を提示している。この帰結として、量子効果によってブラックホールから粒子が逃げ出すというホーキング放射の存在を予想している。 タイムトラベルが不可能であるとする「時間順序保護仮説」を提唱し、過去に行くことを許容する閉じた時間線が存在するためには場のエネルギーが無限大でなくてはならないとしている。
※1 ホーキング放射とは、ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅すると言う理論。
スティーブン・ホーキング博士が予想する人工知能
スティーブン・ホーキング博士は生前、BBCのインタビューに対し
「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」
と、語ったそうです。
「人工知能が自分の意志をもって自立し、そしてさらにこれまでにないような早さで能力を上げ自分自身を設計しなおすこともあり得る。ゆっくりとしか進化できない人間に勝ち目はない。いずれは人工知能に取って代わられるだろう」
と、ちょっと背筋が凍ってしまうよな話もされました。
これの発言の真意は、人類の進化よりAIの進化の速度の方が早まってしまうと言うこと。
「技術的特異点」(シンギュラリティ)と呼ばれているものです。
日本人はアニメや漫画からなんとなく想像できるのではないでしょうか?
ロボットが人間を襲ってくるなんてTVや本の中の話だと誰もが思っていた時代はあったけれど、実はそう遠くない未来に現実味を帯びてやってくるかもしれないと言う話です。
ホーキング博士の本は数多くありますが、どれも「難しい…」と言うレビューが多く1度読んだだけでは理解できないようです。
その中でも比較的分かりやすとコメントがあったものがこちらの書籍です。
ホーキング博士が未来をどう見ているのか分かるかもしれません。
スティーブン・ホーキング博士を動画で学ぶ
スティーブン・ホーキング博士を題材にした映画があります。
博士と彼女のセオリー (字幕版)
この映画は2015年度のものなので、比較的最近の作品になります。
辛口なamazonの評価覧も高評価の方ばかりです。一見の価値があるでしょう。
あらすじ
エディ・レッドメインが著名な科学者スティーヴン・ホーキング博士を演じ、称賛を浴びた。かつては若く健康で活動的だったスティーヴン。21歳の時、彼はケンブリッジ大学の学生であるジェーン・ワイルド(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちるが、時を同じくして余命宣告を受ける。ジェーンの献身的な支えを受け、スティーヴンは意欲的に研究に打ち込む。その内容は彼にとってまさに貴重なもの、時間についてだった。2人は力を合わせて絶望的な状況に立ち向かい、誰にも想像できなかった偉業を成し遂げる。
博士と彼女のセオリー あらすじ
ホーキング博士の人生はあまりにも切なくて、とても深い…。普通の人では経験できないようなドラマティックな人生だったと思います。もちろん車いす生活と言う耐え難い状況にはなってしまうのですが、博士がもたらした様々な研究・発言・指針は今の世の中には無くてはならないものになりました。
スティーブン・ホーキング博士を本で学ぶ
マンガ ホーキング入門―天才物理学者の人生とその宇宙論 (ブルーバックス)
こちらはホーキング博士の事が漫画で優しく学べて好評のようです。
マンガで「ビッグバン」について詳しく学べるのもいいですね。
その他には「ニュートンの重力の概念」「一般相対性理論」「特異点定理」etc…他にも沢山項目があります。中高生の入門書として、またホーキング博士をざっくり全体を知るための最初の一冊としておススメです。